『またパンツにして!! 妹もしないのにおまえばっかりだ・・・』 床を拭く母が私にこう言うのです・・・。 4歳のころです。 布パンツになったものの「おもらし」は、まだ頻繁にありました。 「またパンツにして!!妹もしないのにおまえばっかりだ」 これを何度も何度も・・・母から聞かされるのです。 怒られて「トイレでおしっこしなくちゃ」と思うのではなく、 怒られる → トイレ嫌い → 我慢する → ぎりぎりになって「おしっこ」と言うけれど間に合わない → 怒られる・・・ こんな悪循環になっていました。 3人姉妹の真ん中の私は、小学校に入っても”おねしょ”の常習犯で、ぬれた布団を姉に見つけられ母に告げ口される。そのたびに「またか!!」と母に険しい目でにらまれ、怒られます。 ・・・怒られるのが怖いので親に言えず着替えもせずに学校へ行く日もありました。 そんな日は「おしっこ臭くないか?」と友達に近づくことすら不安になり、人の輪から自らはずれ、本当の自分を閉ざしていってしまったのです。 こうして「汚い」「くさい」という言葉が私のコンプレックスとなりました。 そして、私は『自分はダメな人間なんだ』と自信を持てないまま大人になってしまったのです。 私はそんな自分の過去の経験から「子どもの頃の体験は後に人格形成にまで影響してくる。 ![]() だからこそ、子どもたちは、のびのびとした気持ちのいい人に育って欲しい」と強く思うようになりました。 そして、子どもを保育するということにひかれ、幼児教育科の短大を卒業し、保育士となったのです。保育士として8年間勤めて、現在は育児をしながらインターネットを通して日本に限らず、海外に住んでおられる方にもトイレトレーニングや子育てのアドバイスをさせていただいています。 |