トイレトレーニングがうまく進むかの1つの分かれ道になるのが、トイレへの誘い方です。よく言われるトイレトレーニングのアドバイスで、 「子どもを何度もトイレに誘っていれば、タイミングがあうので、オシッコができますよ」 というのがあります。 生活の節目でトイレに誘うこと。これは正しいです。 でも、実は、トイレへの誘いは、子どもを様子をちゃんと見て、意識しておく大切なポイントが、他に少しあるのです。 まず、冬などは特にオシッコの間隔が短くなりますので、頻繁にトイレに誘います。誘いすぎることで、子ども自身が”本当にでたい時が分からなくなって”きてしまいます。 子どもが出たいときがわからない、ということは、オシッコしたい!を自己申告できなくなることにも。 ![]() あと、子どもをトイレに頻繁に誘いすぎると、「おしっこを溜める練習」が、できなくなるのです。 実は、子どもは、普段の生活で遊びに夢中になったときなどは、オシッコがしたくなっても「がまんしよう」と無意識でおしっこをがまんして「溜める練習」を始めるようになるのです。 それが、頻繁にトイレに誘われることによって練習ができないのですから、溜める練習が進みません。また、遊びを中断させられ不満が残り、それがトイレ嫌いにつながることもあるのです。 こんなときは無理に誘わず様子をみて、遊びのきりのいいタイミング、子どもが飽きたくらいのタイミングで、声かけしてトイレに誘ってあげてみてくださいね。 遊びが途切れず、もれてしまう事もあるでしょうが、オシッコを溜める練習にはなっていますし、ちゃんと進歩していますので、大丈夫。 お子さんの進歩をどっしりと見守ってあげてくださいね。 頻繁に誘いすぎないことで、尿意を感じることができる。 これは、オシッコを子ども自身が意識しますので、自己申告につながります。 また、子どもの遊びを中断せず、子どもが「おしっこを溜められる」ようになると、トイレトレーニングの失敗は減りますし、”おねしょ”も長引くことはなくなるのです。 ![]() 子どもへの言葉かけ、タイミング、トイレへの誘い方1つでも、 トイレトレーニングの進み方がかわってくるもの。 この辺を意識されて、お子さんとともにオムツはずしを進められてくださいね。 |